2019/02/26 20:27

金属アレルギーについて

金属アレルギーとは、金属に対してアレルギー反応が起こり、主な症状はアクセサリーを着けている部分の皮膚がかゆくなり、あるいはピアスを付けている耳たぶが熱を持っているような感覚や痛みを感じるなどです。金属アレルギーは日本人の10人に1人が発症しているといわれるほど一般的な皮膚疾患で、大人になってから突然発症する場合もあります。

金属アレルギーは、自己の免疫機能が、原因となる金属を身体にとって有毒なものとして認識することで発症します。
原因となる金属は、汗と接触することでイオン化しやすいものも多いです。そのため、汗をかいた状態を放置することで金属アレルギーが誘発されやすくなります。
また、金属は食事にも含まれており、ワインやナッツ、香辛料、たばこやチョコレートなど金属を多く含む食品のとりすぎは、金属アレルギーを助長してしまうことがあります。

厄介なのは、一度その金属に対する許容範囲を越えてアレルギー反応を起こしてしまうと、その後もその金属に反応し続けてしまう可能性が高く、ほとんどの場合、その体質は完全に治すことができません。
アレルギー反応が出てしまった場合はこれ以上悪化させないように注意すること、まだなったことのない方はならないための予防を意識することが大事です。

予防策としては、原因となる金属に対しての接触を避けることが重要です。
ニッケルやクロム、コバルトなどの金属がアレルギーを起こしやすい素材で、金属アレルギーを起こしにくい金属はチタン、ゴールド、シルバーとプラチナです。ただし、アクセサリーに用いられる際、加工性や硬さを向上させる為に他の金属を混ぜて使用されていることが多く、混ぜられた金属によってアレルギー反応がおきる事もあるので注意が必要です。

また、夏場や運動時等の汗を大量にかく事が分かっている場合には、事前に装飾品を外す等の配慮が必要です。かゆみ等の症状が発現した場合には、原因と思われる製品の使用を中止し、かゆみがなくなったからといって同製品を使用しないようにする事が大切です。

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