2019/04/16 18:06

シルバーの種類

シルバーの種類はいろいろあります。地金のシルバーの純度や、混ぜる金属によって呼び名が変わってきます。

シルバーには、「シルバー1000」「シルバー950」「シルバー925」「シルバー900」などの種類に分かれています。この数字は純度のことで、1000分率で表されています。
ピュアシルバーは純度が最も高い99.8%以上の「SV1000」のことをいい、「純銀」とも呼ばれます。ピュアシルバーは白銀に輝く美しさを誇りますが、非常に柔らかくかたまりにくいのが難点といえます。製造機での加工がたいへん難しいし、ちょっとした衝撃が加わってしまうだけですぐに形が変わっていくため、アクセサリーとして使われることはあまり多くありません。

このように純度が高すぎるシルバーはアクセサリー加工に向いていないため、割金をしたアクセサリーにはシルバー925(スターリングシルバー)やシルバー950(ブリタニアシルバー)が使われているのです。割金とは強度を増やし、加工しやすいするため、シルバーに銅や亜鉛など他の金属を混ざることです。

しかし純度の低いシルバーをアクセサリーに使用すると、シルバー本来の輝きが少なくなってしまうというデメリットも伴っています。
純度が低くなると、その分シルバー以外の物質が混ざられることになるのでこのことは避けられません。
また、シルバーの変色のしやすさという観点から比較すると、純度が低い方が変色がしにくいです。

現在、シルバーアクセサリーと呼ばれるもので最も使われている種類はシルバー925です。限りなく100%に近いシルバーはとても柔らかくアクセサリーとしての加工に向いていないため、ほかの金属を混ぜて強度を持たせ、アクセサリーとして加工します。そのアクセサリーに最も向いている硬度や重さを持ったものが、シルバー925だと考えられているのです。他の金属を混ぜることシルバー本来の柔らかな色が損なわれてしまうのではないかという印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、シルバー925については純銀よりも強い白味が特徴であり、シルバー独自の艶やかな銀色を楽しむことが可能です。

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