• シルバーアクセサリーの保管方法

    とても変色しやすいシルバーアクセサリー。普段身につけていれば変色するのも遅らせることが出来ます。しかし、長期間使用していないと、茶色くなっていて驚くことよくあります。その度にせっかくお手入れしてもすぐ変色してしまっては手入れ大変です。ここでは、変色しないように保管する方法をご紹介致します。シルバーアクセサリーをしたまま温泉に入ると、一気に変色した経験はございませんか。変色は、シルバーが「硫化」することにより起こります。そのために、硫化しない方法をご紹介します。

    ・チャック付きの袋に入れて保存する
    100円均一などのお店で販売されている チャック付きの袋 を使用します。様々な大きさがあるので、お持ちのアクセサリーに合わせて購入できます。ポイントは空気に触れさせないことです。 チャック付きの袋の中に入れた後は、出来るだけ空気をぬきましょう!

    ・サランラップでラップする
    上記と同じ発想で空気に触れさせないようにする手段です。この場合も上記同様に、ラップしたら、空気をぬいてください。

    ・市販の変色防止剤を使う
    市販されているシルバー用変色防止剤を使用します。一度、ご使用いただくと、半年から一年も変色を防止するものもあります。また、研磨剤や研磨クロスの中に初めから変色防止剤が含まれている物も市販されています。購入する際、ポイントの一つとして確認してみることをお勧めいたします。

    ・ロジウムコーティング
    アクセサリー自体にロジウムをコーティングして、硫化させなくする方法もございます。この方法の場合、元の銀の感じはなくなり、つやつやした感じに変化します。絶対に傷をつけたくないようなものには使用されるのが一般的です。ロジウムがはがれた場合、再度コーティングをする必要があり、また費用がかかってしまいますので、ご注意下さい。

  • シルバーアクセサリーのお手入れ

    ◇普段のお手入れ方法
    シルバーアクセサリーは空気に触れるだけで、酸化や硫化と言った反応を受けてしまいます。また、身に付けていたりしていても、簡単に変色をしてしまう特徴があります。ちょっと汚れが気になったり、少し輝きがなくなってきたなぁと思ったたり、そういう時はシルバーダスターを使いましょう!使い方は簡単、気になった部分をシルバーダスターでこするだけです。シルバーも他の装飾品同様、そのまま放置しておくと、汚れを取るのに苦労してしまします。普段から手入れはこまめにする事を心がけましょう!

    ◇変色してしまったシルバーのお手入れ方法
    長時間放置しておくと、黒や黄褐色に変色して変色してしまいます。その場合のお手入れ方法をご紹介します。

    ・研磨剤を付けた布で磨く
    シルバーダスターに研磨剤を付けてシルバーアクセサリー磨くと、とっても綺麗になります。真っ黒になったシルバーアクセサリーでも磨いているうちに黒いのがとれ、見事に元の輝きが戻ります。シルバーダスター用の研磨剤は市販のお店などで販売されています。お手入れ用に1つ購入されることをお勧めします。

    ・重曹で磨く
    重曹と少量の水を混ぜてペースト状にし、それと布を使って磨きます。

    ・焼成し直す
    アートクレイシルバー等を原料とした銀粘土作品であれば、再度焼成するという手段もあります。黒ずみは、電気炉やガスバーナーで焼くことで対処可能です。焼き上がり後に白く変色したり、つやがなくなったりするため、仕上げ処理をやりなおす必要があります。

    ・市販のシルバークリーナーを使う
    シルバーアクセサリー専用のクリーナーには、布状、クリーム状、液状のものがあります。特に、液状のクリーナーは、数秒~数十秒程度シルバーアクセサリーを浸けるだけで変色に対応可能です。

  • 燻し銀について

    ・ 黒くなるのは酸化ではなりません
    長い間放置していたり、温泉に使ったりして黒く変色していた経験はございませんか。よく、酸化したと思われる方も多いのですが、本当は酸化でなく、硫化という反応により変色してしまいます。硫化とは硫黄成分に反応する現象の事をいい、銀の場合は黒く変色します。空気中や温泉(硫黄成分が入っている温泉とそうでない温泉があります)に硫黄成分が含まれているため、変色してしまいます。その他にも、紙やゴム製品などにも硫黄成分を含有しているものもあります。出来るだけ一緒にせず、離して保管しましょう。

    ・ 自分で簡単にいぶし銀を楽しめる!
    硫化した黒いシルバーアクセサリーはよくは見えませんが、あえて硫化を利用し、この黒く加工することがあります。これをいぶし銀といい、ハード系アクセサリーやインディアンジュエリーなどで多く使われています。ご自身でいぶし銀の加工を楽しみたい場合、硫黄成分入りの入浴剤が市販されていますので、その中に漬けてみると変化を楽しめます。凹凸部分を研磨剤などで調整していただければ、かっこよく仕上がると思います。硫黄成分入りの入浴剤で代表的なものが六一○ハップ(むとうはっぷ)です。
    使用方法は、熱いお湯(80度以上)をコップにシルバーが浸る程度いれ、その中に六一○ハップを数的入れます。そのなかにシルバーを浸けるとみるみる真っ黒になって いきます。温度で反応の早さが変化しますので、15秒ほどで一度取り出してみて、確認して、さらに黒く変色させたい場合はもう一度、15秒程度つけて見るといったやり方でやってみるとうまく調整が出来ると思います。長時間浸すと元の色を残したいところがなかなか黒い色が取れなくなることがあり、注意が必要です。また防ぐ方法として液体に浸けてしまわず、筆などで変色させたい部分だけを熱いお湯に溶かした六一○ハップを予め塗って置く事で回避できます。最後に銀色に戻したいところだけを研磨剤などで磨いてみて下さい。

無料電話でのご相談

平日10:00 ~ 19:00 受付