2019/02/18 14:12

カフリンクスのご紹介

日本では「カフリンクス」と同じ意味で「カフス」「カフスボタン」という呼称が使われますが、実は正確にいえば両方とも誤りです。「カフス」は袖口を意味するので誤用、「カフスボタン」は和製英語です。正式にはカフリンクス(cuff links)と言います。

カフリンクスの起源は17世紀フランスで始まったとされています。 その時代は袖を装飾するのにレースやリボンを用いていましたが、それらの代わりにゴールドやシルバーボタンを金属製の鎖でつないだもので留めるようなったそうです。当時、カフスはハンドメイド製のものが多く上流階級のものとされていましたが、 18世紀半ばから19世紀ごろにかけて起こった産業革命により大量生産が可能となり、一般層に広がったと言われています。 しかしながら実のところ、カフリンクスに関する情報は少なく、 起源について詳しいことはわかっていないとのことです。

ネクタイやシャツとはちがって、カフリンクスは必需品ではありません。その人の個性やセンスを反映させるアクセサリー的な位置づけのアイテムです。豊富な種類と洗練されたデザインでありながら、手ごろな価格の品が登場しています。個性的なものも多いので、自分の趣味を押し出したものを持ってくることで、 会話のきっかけになったりすることもあるでしょう。

カフリンクスの使い方はいたってシンプルです。シャツの袖のボタンを外し、通常であれば生地を重ねてボタンをはめるところですが、生地の裏同士を合わせるようにします。そこへカフリンクスの留め具を、2枚の生地を貫くように差し込みます。カフスのタイプによって異なりますが、主流のスウィヴル式の場合出た留め具を倒して出来上がりです。

初めてカフリンクスをつける人にありがちな失敗が、普通のボタンと同じように袖口を上下に重ねて装着してしまうことです。こんな風につけてしまえば、手首に金具が当たってしまうので違和感があります。もちろん、袖口の形状も崩れてしまいます。つけ方さえ間違えなければ、カフリンクスで大きく失敗することはありません。

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